2019/12/15(日)

 実家に帰った。土曜の朝から日曜の昼まで。ボーナスが出たから、ご飯をご馳走しに帰った。母と父はとても喜んでくれた。早くから予定を立てていた店を予約していたわけでもなく、結局お店が見つからず微妙な店になってしまったけれど、喜んでくれていた。良かった。

 こんなことをしたのは100%親に恩返しの気持ち、ではないと思う。こうしなければいけないな、という謎の気持ちも混ざってる。ああ、ごめんなさい。

 母が少し話をしてくれた。兄のこと父のこと、親戚のこと。母は幸せな形はそれぞれだと考えていると思う。父方の親族は違うみたい。正社員じゃないとだめ。母は兄に負い目を感じている。希望の学校に進学させてあげれられなかったと、今まで兄が自分たちに従って進んでいったと、そして今回は自分で決めて動いて、しんどそうではないと、そう感じているらしい。

 

 私が帰ると急に言った時、父はひどく心配したそうだ。兄のこともあり私も仕事を辞めるのではないかと。

 

 実家はなぜか落ち着いた。やはり実家というものはすごい。18年余り帰り続けた場所なだけある。細胞レベルで染み込んでいるんだろうな。家具の位置やカーテンが変わっても、その場所そのものの安心感は変わらない。やはりそれは良い生活をそこで送れていたからなんだと思う。それなのに、なぜ自分は昔の家族に関することを思い出そうとすると、悪いことが頭に出てくるのだろうか。嫌だ。ここ最近の気分の落ち込みのせいであると信じたい。

 

 ボーナスなんて、ほかと比べたらこれっぽっちのものだけれど、いつ辞めるかわからないから今のうちにしておこうと思ったからだけれど、帰ってご馳走して良かったと思う。家族に関する考え、自分の中でまとまらないし良くない。どうなんだ。いつかは答えを出したい。