2020/7/17(金)

 ウロウロウロウロ、部屋を歩き回る日々は続いている。なんなんだろうこれは。悲しいニュースが部屋と自分を反射して飛び回る。自分に反射するたび、苦しい。身動きが取れない。日々はどうだ。よくなっているはずだ。新しい睡眠薬もよく効いているはずだ。それなのに、なにも手につかない時間はまだ訪れる。部屋にいる時間が沈む。どろんととけこんで、まとわりつく。もかがかずとも沈み、重い。何やってるんだ。楽しみな予定も少し怖い。状況が足首を掴む。どんな顔でこっちをみているんだろう。はっきりとはわからない。薄暗いところからこちらを覗いている。

 曖昧でぼやけた日々を過ごしてしまっている。やり過ごしている。このぼやけた日々が積み重なる先には、なにかあるのか。過去も未来も見えなくなって、あてもなく彷徨ってしまいそうで怖いな。ああ、不安が募る。募る。下を向いてとぼとぼ歩き続けているせいで今が何なのかわからなくなってしまっている気がする。地面は変わらず続いているから。どこを歩いても足音が変わらない。気もちわるい日々なんだろうな。それすらはっきりとわからない。僕の細い目じゃ見分けられない。ごめんなさい。もたれかかりやすいところにもたれてしまう、情けない、ごめんなさい。弱い自分で、。

 鼓動は止まない。変な目覚め方。横たわる。アスファルトのヒビ、顔みたいだ。

 書き留める言葉も、頭からボロボロ崩れ去っていっている気がする。悲しい。止めたい。なくしたくない。感情衝動。消えるな。