2020/8/11(火)

 1人を感じよう。今日の出来事も、去年の出来事も、その前の出来事も、みんな思い出して

1人を感じよう。静まり返る深夜。お酒と煙をのむ。脈打つ日々、マスクのせいか息苦しい日々。1人を感じよう。1人。孤独。強張る日々、不安に包まれる夜、気怠い朝、まとわりつく汗、ため息、そんな毎日を塗りたくる自己。そんな孤独。不安定な安定にもたれてしまう自分を考えろ。過去を思い今を思え。未来を考えろ。すべて繋がっている。繋がってゆく。それをおもえ。過去は今で今は未来だ。未来なんてわからないけど、いつまで続くかなんてわからないけど。最良の手を打つべきだ。限られた時間であるのならば。限られた時間を望むのならば。

 そうだ。どうせそんなに長く生きるつもりもないのだろう。見せかけの良心に縋り付いている場合じゃない。切るものは切らないと。しかし取捨選択は難しい。とても難しい。ほんとに。どうしよう。

 映画を見る、本を読む、音楽をきく。そしてそれらに感情が動く。自分の中に感情があるということを感じる。しかしどこかで冷めた目で見ている自分もいる。自分の中に、一つではない、いくつかの自分がいる。馬鹿正直な自分、斜に構えた自分、感情的な自分、理性的な自分、疑う自分、困る自分、考えない自分、それらはとにかく浅いかもしれないけれど、いろいろ混ざって自分がいる。でも結局全部混ざって愚かな自分なんだろな。うまくは生きていけていない。

 1人では生きていけない。誰かの声が必要なんだ。それは分かっているんだけれども、1人を感じることは必要だ。1人があって、その集まりがある。人は皆ねじれの位置に居ると思う。交わりはしない位置。限りなく近づくことはあるけど、決して交わりはしない。その近くにいる人を大事にすべき。とかは思う。

 

 言葉をうまく使えていない。ぐじゃぐじゃな感情が燻っている。こういうのは音になるはずだ。だからバンドをやるんだ。曲を作るんだ。思いを音にのせるのだ。やらなければ、生きていないのだ。そういいたいのだ。大切なのだ。あなたが詩を書くように、あなたが文章を書くように、あなたが明日のタスクを思うように、あなたが目標を目指して歩むように、あなたが課題をこなすように、あなたが日々を乗り越えるように、あなたが玄関を開けるように、あなたが改札をくぐるように、あなたが赤子をあやすように、あなたが思い切り遊ぶように、あなたが今日の献立を考えるように、あなたが日々を過ごすように、一挙手一投足が、その一歩が、毎日が、大切なように。