2020/9/27(日)

 他所の街に1人で行くと、心が少し開放的になる。今日は香川に来ている。夜友達とのむ予定だ。つくやいなや、高松築港駅の中にあったクラフトビール屋さんでビールを一杯のんでしまった。旅にはつきもの。よいよい。よしとしよう。そのビールはその駅限定みたい。おいしかった。フルーティーで苦味がほぼない。こういうビールも好きだ。喉をするすると通っていく。心地よい。よく知らない街の知らない風景、知らない人たち、こうやって1人を感じるというか、自分がいないみたいな感覚が好きだ。登場人物A、隣の家の息子さんの友達の友達、テレビで話題のあの人の従兄弟の同じ学校の先生の知人の友達。無関係で遠い誰か。そんな人間になっている気持ちがとても良い。フラフラのみにいきたい。 

 久しぶりの友達と会う、ということを考えるとなんだかソワソワする。昔からそうだった。小学校も、土日休み明けですらソワソワしていた。髪を切った後の学校も、教室について学校指定の帽子を脱ぐのも緊張していた。なんなんだろうな。このソワソワは過去のそれと同じなのかな。久しぶりに会う。楽しみ、何を話そうかな、なのか、緊張する、うまく話せるだろうか、なのか。今の自分の状況も相まって余計わからない。この話をすると友人はどういう反応をするのだろうか。優しい彼らはきっと優しく対応してくれる、と思う。そうしてくれなかったらしゅんとしてしまうだろうなきっと。

 今の自分の状況を話そうとは思っている。うまく話せるかな。いつもこの話は喉をうまくでてきてくれない。口の中から外へでまいと必死に抵抗している。その力はそれほど強くはないので、なんとか吐き出すことはできる。だから今日も大丈夫だ。もし何か聞かれたら、話そう。あまり嘘をつくのは得意ではないから。

 

 

 大丈夫だ。頭がクラクラする。ほどに飲んだ。自分の状況も話した。ちゃんと聞いてくれた。話してくれた。のんでる。

 

 結局昨日はこれだけ書いて寝てしまった。なんとなく意識もしっかりしてて書こうと思えば書けたんだけれど、なんだか何も思い浮かばなかった。でも書いてみようとさえすればなにかでてきたかもしれないのにな。もったいないことした。

 昨日はとても楽しかった。お互いの近況や考えていることとかいろんなことを話した。久しぶりにあって心を通わせられた気がする。オンライン飲み会も楽しいけれど、やっぱり直接会って話をするというのが1番いいな。直接のやり取りというのは大切だ。あと自分は、酔うと饒舌になってしまうな。素面の時には絶対話せないことを話せる。こんな自分で情けないなあ。でも、話したいことを話せるということが大事だ。そのためだったらお酒でもなんでも使って話したいよ。許してください。