2019/8/16(金)

 周りを気にしすぎ、変に緊張し、体がこわばり、休み明けで気持ちも働く方に向かず、捗らない、足踏みの一日が終わった。会社を出るまでは、あれ買ってあれも買って帰ってご飯食べてあれをしないとだな〜と思っていた。が、帰り道、

 

 10階へ向かうエレベーター。7階でたくさんいた同乗者のほぼ全ての人が降りた。残ったのは自分を含め3人。押されているボタンは10階のみ。この人達は確実に同じ場所に行く、ライブを見に行く。どう思っているんだろう。スマホを見ている大学生くらいの女の子。寡黙そうな髭を蓄えた眼鏡のお兄さん。自分は妙に嬉しくて気恥ずかしくて、笑いを堪えていた。

 

 

 

 誰も関係ない。ここにいるのは自分1人だけだ。これがいいと思う感情も、途中から耳に入ってきたベースも、全部自分が思った本当、偽る必要も隠す必要もいう必要もない。思った、感じた、ただそれだけで、自分でわかってたらいい、認めたらいいはずだ。そんな思いをビールと一緒に飲み込んだ。ビールのイガイガがのどを引っ掻きながら胃の中に落ちていく。心地よい。