今日は退職願を会社に提出してきた。辞めることが決まったので以前のように会社に入るだけでビクつくこともなく、割と平然と提出できた。机の片付けもした。付箋だらけの机の上や、書類やカタログだらけの引き出しの中を綺麗にした。書類をビリビリ、カタログをビリビリ、自分で作った資料をビリビリ、破いては捨て破いては捨てていった。気をつけなくてはいけないことを書いていた沢山の付箋も剥がしては捨てていった。破く前にそれを見て、書いたり作ったりした時のことを思い出しながら、ビリビリ。嫌な思い出達をビリビリと破いて捨てた。頭の中では昨日きいた「着膨れのこどもたち」が流れていた。そこそこいい気分だったかもしれない。最後に挨拶をして帰った。パートのおばさんが僕のことを心配していてくれたらしい。また会社のジャケットをクリーニングに出して返しに行かなくちゃいけないから、その時にお礼を言おう。あの場所はあまりいい思い出がないので、出て行く時も特に感慨深いことはなく、スタコラと後にした。
やらなくちゃいけないことがそこそこある。引っ越し、退職後の保険や年金や失業保険の手続き、転職活動。今日は引っ越しの見積もりをした。先日登録した転職エージェントとの面談もあった。色々やれている。これはやはりあの会社という大きな大きな不安の種が無くなったからこんなに動けて考えているのかもしれない。そうだ、もうあの場所に戻らなくていいのだ。お金や転職の問題はあるけど、とりあえずその事実だけはとてもハッピーなことなのではないだろうか。最後にゴタゴタはあったけど、戻らなくていい。やった！なんとなく元気な気がする。だから引っ越しのことや転職のこともちょっとずつではあれ進められている。やった！すごい、もう行かなくていいんだ。これはお酒を飲んでもいいかもしれない。お医者さんからはあまり飲まないよう言われているけれども。楽しいお酒。酔ってハッピーなことが書けるかもしれない。お金はあんまりないけど、近いうちに安酒を買って1人で乾杯しようかな。
