明日はライブ、なのでホテルに泊まっている。このご時世、大きな声では言えないけれど、明日はライブ。大きな声で言える世の中に早く戻ってほしい。諸事情あってギターを弾く、楽しみである。2回目である。会社を辞めて初めてのライブ、本番はどんな心身状態になるか分からないけれど、楽しみ。苦しい日々を綴った曲は結局明日には練習が間に合わなかったからできない。ドラムでもギターでもどっちでもいいからやりたかったな。傷口が赤くみりみりしている間にしておきたい。叫びたい。忘れることはないと思うけど忘れないうちにしておきたい。新しいうちにしておきたい。新しいものはいい。誰かがつくった誰かの今だろうか過去だろうかそんなものを綴った曲をきいて、自分も曲をつくりたい音を鳴らしたいバンドをしたいと思っている。今を書き留めておかなくては。明日には死ぬかもしれない、誰の目にもとまらないかもしれないけれど、自分の今を記録しておきたい、ただの自己満足。生きていた未来に見返して、あの時はこんなこと考えてたのかと感心したりばかみたいに思ったりしたい。生きてるかな。前にも書いたけれど、お葬式はとても適当でよくて、なんならしなくてもよくて、好きな曲を流してもらいたい。喪服なんか着ないでおくれ。葬式用のプレイリストを作っておかなくては。順番は考えるのが苦手だからシャッフルで流してほしい。
無職である。職はまだ見つからない。無職、なんとまあ宙ぶらりんなことか。あるべき姿なんて、自分で決めたいところだけれど、やっぱり世間で言われるところの常識から外れた場所にいることには不安を感じる。宝くじを当てたい。お金、お金が必要だ。自分の思う正しく楽しく生きるためにはお金は必要なんだなあ。なんとも生きづらい世界だ。早く就職しないと。生きている内は、親とか世間とか、がんじがらめになって、それを気にして行動しないといけない。自由ってなんだ。ちゃんと働いて、自分でお金を稼いで働いて、その中でも楽しみを見出して、自由な時間もちゃんと楽しむのが自由ということなのだろうか。働くことに楽しみなんかみいだせるのだろうか。社会人経験なんて少ししかないけれど、その少しはとてもしんどいものだったからあんまり希望は持てない。そこそこ働いて残った自由な時間をちゃんと楽しめるのがいいのかなあ。なんかそれも悲しい気がする。でもそういう悲しいとかしんどいとかも感じないと良いものは生まれない気もする。鬱屈した気分を吐き出す、なんとかして形にするのが自分の音楽のひとつのような気もする。虚しい。3億円当てたい。安い酒を飲んで高くて臭いタバコを吸ってそんなことを考える。日々はぶれることなく淡々と流れていく。早く仕事が決まるといいな。明日には死んでいるといいな。あのバンドが新曲をだしたりしたらいいな。ミュージカルがしたいな。歌って踊りたいな。
